スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

このところイヤフォンに凝っているオヤジなのだ

  わたしひとりの 音させてゐる  種田山頭火

オヤジの職業は「通信・音響機器の企画開発」だった。一度引退したが、「オヤジ殿でなければ」と言ってくれるありがたいクライアントの要望で引き続き糊口をしのいでいる。

企画していたのは業務用機器が中心なので、あまり皆さんとは関わりが無いと思うが、テレビ局スタッフ御用達しの通信用ヘッドセットや、会議システムなんぞを手がけていた。後半はコンシュマー機器にも手を出したので、オヤジが企画した「真空管アンプ」や、「モニター用ヘッドフォン」なんぞをお使いいただいた方もいるかもしれない

そんなオヤジがヘッドフォン評価の標準機として使っていた開放型オンイヤーのヘッドフォンがこれだぁ

IMG_5899.jpg

ちょっと公表するのは差し障りがあるので詳細は書かないが、出自はちょっと凄いんだよ、これ・・

そしてインイヤーのイヤフォンとしてずっと使っていたのはオーディオ・テクニカ製「ATH-CM7Ti」オーテク初のチタンハウジングの名機だ。
最近どうも音が揺らつく、ハウジングから異音がでると思い分解したらこれだぁ
長いこと使っていたので充填剤が劣化したようだ。まだ良い音を奏でてくれているので捨てがたいがしかたがない

IMG_5085.jpg

そこで意を決して最新のイヤフォンを購入すべく近所のヤマダ電機試聴コーナーへ出向いたのである。
ヘッドフォン、イヤフォン選択に関してオヤジは頑固にダイナミックドライバー派である。最近のバランスド・アーマチュアドライバー(BA)も凄いがどうも好きになれない。

IMG_5106.jpg

それにしても凄い値段だな。iPhoneを持ち込んで試聴を繰り返すこと1週間
JVCのウッドコーンイヤフォンHA-FX1100にかなり惹かれた。実は自宅用オーディオはまだJVCケンウッドになる前、オヤジのクライアントでもあった日本ビクター製のウッドコーンEX-AR7
木製のコーンを持つ、唯一無二のスピーカー。センターユニットも素晴らしい。日本家屋で静かにジャズやクラシックを聴くには最高なのだ

IMG_5897.jpg

ドンシャリと言われる高音と低音に振った音作りは嫌いなので、中音ふくらみ、奥行きのある低音、美しく伸びる高音をバランスよく鳴らすオーディオ・テクニカ製の大口径ドライバー採用カナル型CKR10に決めた。カナル型は耳の奥までイヤーチップを挿入するので、外音を遮断し音楽の世界に没入できるのだ

IMG_5142.jpg

決定打はこの曲のギターカッティングの気持ち良さだった。

IMG_5143.jpg

さっそくエージングを開始。まずはピンクノイズ発生アプリで50時間を目標にエージングする。エージングに賛否はあるがオヤジはダイナミックタイプにはやはりエージングをしなければいけない派なのだ。ダイナミックスピーカーは物理的な稼働を繰り返す。要するにスムーズに動くように揉み込んでやらなければならない。購入時の音は音になっていないのだから

IMG_5902.jpg

50時間のエージング経て良い音が出るようになってきたCKR10。現在は200時間を超え、本来の性能を発揮してくれている。オヤジが好きな音楽ジャンルはプログレッシブロック、ハードロック、ジャズ、クラシック、J−POP、ようするに何でも聞く。重低音から高音まで気持良く伸び、明確な解像度とリアルな音像、実に満足がいく音だ。最近テレビを観ることが少なくなってきたが、ますます観なくなった。だがやはりオーディオ・テクニカは重低音重視のロック寄りかな

このところ「Led ZeppelinのKashmir」を毎日聞いている。Led Zeppelinのメンバーがみんな60過ぎのオヤジになってから2012年にやったライブCelebration Dayの「Kashmir」が素晴らしいのだ。このライブはYouTubeにアップされているので是非聴いてくれ。彼らの歳を感じさせない円熟のパフォーマンスがオヤジ世代に勇気をくれること間違いない

 エージングが終わったCKR10は、まるでライブ会場のど真ん中の席で聴いているような感覚をオヤジに与えてくれている

maxresdefault.jpg

CKR10は重低音を響かせるロックには最高だが、もう一つボリュームを下げたときのピアノソロ、ジャズトリオ、バイオリンなどのリリカルなタッチを聴いた時に明確な音のディテールが欲しい。
オーディオ熱が高まり、抑えが効かなくなったオヤジが次に手を出したのは、実はその音作りに否定的だった(音を作り込みすぎる嫌いがあった)SONYだ。

SONYのダイナミックタイプイヤフォンの最高峰、いやSONYだけでなくダイナミックタイプイヤフォンの到達点と言われ、未だこれを越えるイヤフォンがないと評判のMDR-EX1000だ

IMG_5887.jpg

価格も凄いが評価も凄い!最近は値がこなれてきているがそれでもなかなかな値段だった。さっそく聞いてみると「サ行の刺さりが凄い」ハイハットの音がキャンキャンしている。でもオヤジは理解している。MDR-EX1000の16mm大口径ドライバーはエージングが絶対条件だと言うことを。だから焦らずこの原稿を書きながらエージングをしているのだ。

エージング目標時間はピンクノイズ、実聴併せてCKRより長い100時間。来月までかかるがそれで良いのだ。
すでにその実力の片鱗は確認している。音像の広がり、音の分解能力は今の状態でもビックリするほど素晴らしいのだ。MDR-EX1000がその実力を聴かせてくれるのは100時間のエージングが終わった後だ。焦ってもしょうがない、時間は誰に対しても平等に進んでいくのだ

 目の前で演奏している奏者の指が、弦に触れる瞬間の音まで再現するというMDR-EX1000 今からわくわくしている


男がはまってはいけない3大趣味は「車」「時計」そして「オーディオ」。のめり込み、つぎ込めば数千万円では終わらないと言われている。庶民のオヤジはこのあたりで充分満足している

  夕立晴れるより 小蝉静かに 鳴き初めぬ  種田山頭火

スポンサーサイト

オヤジの忙しくも、充実した日曜日

 どなたも元気で 夏畑の 人や虫や  種田山頭火

ずいぶんとブログの更新をサボったものだ。正直いろいろ忙しかったのは事実だし、ネタに事欠いていたということもある。オヤジの日常はそんなに変化に富んではいないのだよ

ゴールデンウイーク初日に植えた野菜の苗は順調に育ち、早いモノはもう収穫できるようになった。

その代表格はズッキーニだ。オヤジの畑では毎年定番の野菜だ。連作障害も出ず、安定して収穫でき、食べても美味しいのだ。

ただ一つ難点がある。雌雄別花なので受粉をしてくれる虫が出てくるまでは、雄花を摘んでおしべをめしべにくっつけるという受粉作業をしなければならない。しかもこいつら早起きで、日が強くなると花がしぼんでしまうので、早朝のルーチンワークに「ズッキーニの受粉を手伝う」という仕事が追加されるのだ

IMG_5555.jpg

初期はなかなか雄花が咲かない。雌花だけが寂しそうに咲いているが、オヤジはお構いなしにその雌花を摘んでくる。これが「花ズッキーニ」という独立した食材、栽培していないと食べられない逸品なのだ。ちなみに受粉できなかった雌花はほおっておくとしぼんで腐ってしまう

IMG_5568.jpg

めしべを取り、か弱い花弁に肉や、チーズを包みフリッターや天ぷらにする。今回は先日仕込んだスモークチーズのオリーブオイル漬けがあったのでそれを入れた。これが実に美味いのだよ。花ズッキーニが手には入ったら是非試してくれ

昨年の晩秋に植えたタマネギが収穫できるようになった。50本植えたが大半が無事冬を越し収穫できた。一昨年は全滅の憂き目にあったが、今年は大きなタマネギを収穫できた。

IMG_5607.jpg

新タマネギをさっそく女房が「丸ごとコンソメ煮」にした。収穫時だけ味わえる、甘くてとろとろの新タマネギを堪能したのだ。

IMG_5610.jpg

朝から家の片付けをしていた。まもなく昼という頃、隣のリンゴ農家の息子が夜釣りで釣った大量の豆アジを持って泣きついてきた。

「母ちゃんがこんなアジ捌けないと言うんで、おっちゃん捌いてください」報酬は別に良いのだが「豆アジ半分と今朝リンゴ畑で取ってきたワラビ」だ。ほくそ笑むオヤジ。ありがたい交換条件ではないか

IMG_5668.jpg

ビッグゲーム・フィッシャーマンだったオヤジは、釣ってきた10Kg以上のカンパチやマグロをスイスイ捌いていたのだ。こんな小さい魚は・・・あっという間に・・・出来ない。仕方なく最近出番がなかったカスタムナイフ「トラウト&バード」を持ち出し、背中を丸め椅子に座り、流しに向かってちまちまと60数匹の豆アジの解体作業を小一時間続けたのだ

アジをさばく為時間を取られたが、昼飯は収穫したズッキーニでオヤジ特製のペペロンチーニを作った。

IMG_5661.jpg

野菜オンリーのパスタ。ニンニクはこの春収穫した自家栽培品だ。これが実に旨いのだよ

夏はもうすぐだ。今日は夏のような空だが爽やかな風が吹いている。忙しい週末だったが少し昼寝をした。寒くなく、暑くなく、穏やかにまどろんだ一時だった。

IMG_5669.jpg

今朝から東側の使っていない部屋を片付けていた。絵を描く部屋を確保するためだ。今まで二階のリビングにイーゼルを置いて描いていたが、犬にも女房にも不評だったので、一階に撤退することにした。実はこの部屋寒いのだ。季節も良くなってきたのでここで秋までは頑張ろう。冬が来たらまたその時考えることにしよう。

IMG_5674.jpg

古い部屋だが、遠くまで見渡せる「明るいアトリエ」にオヤジは満足している


夕飯は女房が午後一杯かかって二度揚げにした豆アジを、収穫したばかりの新タマネギと一緒に「南蛮漬け」にしてくれた。やはりこの時期、ほどよく冷えた南蛮漬けを冷めたいビールでやっつければ・・・至福!

IMG_5679.jpg


  しかし忙しくも、充実した日曜日だったなあ



 昼寝目覚めて どちら見ても山  種田山頭火



オヤジのゴールデンウイーク2016

  空は皐の 一人ではない   種田山頭火

今年のゴールデンウイークは忙しかったぁ〜。いやもとい・・楽しかったぁ〜。いや本当に充実したゴールデンウイークだった

ゴールデンウイーク初日、オヤジがこの時期必ずやらなければいけないのは「家庭菜園に野菜の苗を植える」ことだ。

庭の片隅、半畳ほどのスペースから始めた我が家の家庭菜園も、年を追うごとに広がり、近年は家の下の傾斜地に畑を借り、その広さもすでに30㎡ぐらいになった。必然的に耕すのも草取りも大変な作業になっているのが実情なのだが、でも楽しいのだ。小さな種や苗が、手をかけると大きくなって、たくさんの恵をくれる。こんな喜びはそうはない

IMG_5301.jpg
キュウリ、トマト、ナス、ズッキーニ、ピーマン、唐辛子、サヤインゲン、オクラを植えた。茂っているのは春先に植えたジャガイモだ

二日目は天気も良く、前々から友人達と計画していた「白馬ツーリング」に出かけた。50ccスクーター、110ccカブ&KSRの3台で「時速40Kmを守って走ろうツーリング」だ。

ハーレーにする前まではメガスポーツバイクを乗り継いできていたオヤジは、ツーリングと言えば集合場所だけ決め、各自200Km/hオーバーでハイウェイを疾走(すでに時効)するものだった。

今日は田舎道の端っこを時速40Km/hでとコトコト疾走している。穏やかに風を受け、陽射しのぬくもりを感じ、道端の山の木々、花を見ながら走る。追い越してゆく自動車やバイクに競争心も抱かずトコトコ走る、これが実に楽しいのだ

IMG_5307.jpg
 鬼無里道の駅で休憩 本日の参加車両

スクーターではきついかなと思っていた白沢峠を越え、白馬に入る。まずはオヤジお薦めの松川河川管理道路を目指す

IMG_5308.jpg
 雪代が出ている川原の岩に座って、オヤジ定番のマキネッタで淹れるエスプレッソをチョコレートクッキーでやっつけるのだ。オヤジのエスプレッソに砂糖なんぞは用意していない!

昼を過ぎたが本日の目的地、昨年KSRでラーメンを作って食べた「木崎湖を見下ろすパラグライダー発着所」を目指し、ひた走った。ラーツーのことは前のブログを見て欲しい

この時期の「小熊山林道」は雪は消えたが岩のかけらや、枯れ枝、浮き砂が目立っていた

IMG_5311.jpg
 無事とうちゃこ〜 崖の際に立っている友人は「高所恐怖症」なのだ。でも「怖いけど気持ちいい〜!」

この後林道を木崎湖へ向かい降りてゆく。途中一名が行方不明になり、探しに戻ると排水溝の段差でジャンプし、こけてしまったようだ。オヤジのツーリングでは身体の痛みと財布の痛みは自己責任



翌週、今度は別メンバーでまた同じコースを走った。今度は大型車。オヤジも小熊林道を初めてハーレーで走ることになる。なにせこのハーレー、右コーナーで車体を傾けるとマフラーをすぐ擦るのでリズムが保てない

IMG_5331.jpg
 鹿島槍スキー場の駐車場で記念撮影

 同じ市内のTwitterフォロワーさん、大阪からダムツーリングにこられたフォロワーさんと「どうしても行きたかった」という「木崎湖を見下ろすパラグライダー発着所」へ向かう

IMG_5354.jpg
 今日はここでエスプレッソだ

ちょうど大阪からのフォロワーさんが誕生日と言うことで、チョコレートクッキーとエスプレッソでささやかなお祝いを

二人はこの後「ダムカード」をもらう為に奥裾花ダムへ向かった。午後は東京から来るフォロワーさんと昼食を食べることになっている。まだ時間があったので青木湖へ

IMG_5336.jpg
 青木湖は風が強くて参った

毎年白馬に来てくれる東京からのフォロワーさんは、今軽飛行機操縦の教習を受けているそうだ。飛行機の操縦法を聞いたが、すでに頭の回転が衰え、記憶力が低下する一方のオヤジには、もう挑戦は無理だと悟った

昼食を終え今度は北アルプスを見晴らせる「鷹狩山」へ向かう。この山は北アルプスと対峙する山頂からの眺めが最高なのだ

IMG_5342.jpg
 すっきりと晴れた北アルプス パノラマで見て欲しい(クリックすると大きくなるぞ)

IMG_5353.jpg
 本日二回目のエスプレッソタイム

IMG_5347.jpg
 逆光だが北アルプスを入れて記念撮影

今年もたくさんの友人達と楽しくゴールデンウイークを過ごせた。若干痛い思いをした友人も一名いたが、天候に恵まれ白馬の自然に癒された。改めて一緒に遊んでくれた友人達、信州の大自然に感謝する!

IMG_5346.jpg

 信州を訪れるバイク乗りは遠慮無く声をかけてくれ。絶景を眺めながら淹れた、オヤジ特製のエスプレッソをご馳走しよう!ただし砂糖は入れさせないぞ!       



  草が芽吹いて 来てくれて 悪友善友  種田山頭火










春が来た・・のかな

  春が来た 旅の法衣を洗う  種田山頭火

信州にもやっと春の気配が感じられるようになった。
先週少し走ろうとハーレーにエンジンに火を入れたら、三ヶ月の冬眠から無理矢理起こしたのに、あっけないほど簡単にエンジンがかかった。今年も元気に疾走ってくれそうだ。

シーズンインに備え、もう5年ほど使っているグローブと一緒に風呂に入り、石鹸で洗った。オイルを入れ続け、革自体が重くなってきたので一回リフレッシュさせるのだ。

IMG_4842.jpg
 この丁寧で見事なシャーリング加工を見ていただきたい

本来革を洗うのは厳禁なのだが、このグローブは純日本製。まじめにしっかりと作り込まれた革グローブなので風呂でゴシゴシ洗われてもへこたれないだ
余分なオイルと汗汚れを落とし、陰干し、成形、まずはベースオイルになるニーツフットオイルを入れ、さらに陰干しを続けた。こういうまじめに作られたグローブは、今シーズンもしっかりとオヤジと共に疾走ってくれるだろう

この週末、急に暖かくなったので所用を済ませ、まずはKSRで散歩がてら近所を走ってきた。春の里山は農作業が始まっていた。

IMG_4848.jpg
暖かな陽射しが気持ちよい

IMG_4847.jpg
山路を登るとまだ雪が多い あえなく断念



帰宅し、畑の端に生えてきたフキノトウを採った。今年も大きく、柔らかくて香りが強いフキノトウがたくさん採れた。さっそく女房が「蕗味噌」にしてくれた

IMG_4843.jpg
 信州ではフキノトウを「フキッタマ」と呼ぶのだ

IMG_4856.jpg
 ほろ苦く香り豊かな蕗味噌 これでご飯何杯でもいけてしまう


日曜日はハーレーで白馬、安曇野へ出かけた。温かな陽射しが降り注いでいたので厚手の綿パーカーにダウンベスト、ジーンズにウエスタンブーツというこの時期ではまだ軽装かなと思うスタイルで乗り出す。

白馬街道の「道の駅 おがわ」で休憩する。ここでは必ずおやきを食べるのだ。温かなおやきをほおばり、道を眺めているがバイクは走ってこない。こんなに天気が良いのにね

IMG_4858.jpg
 ここまでは暖かかったのだ

IMG_4859.jpg
 いつもはあんこだが今日は野沢菜のおやき



白馬村の田んぼの中の一本道で北アルプスの写真を撮った。広い田んぼの雪で冷やされ、渡ってくる風が冷たい。やはり冬装備で来れば良かったか

IMG_4860.jpg
 この写真にたくさんの「いいね」がついた みんな最新の信州ツーリング情報が知りたかったようだ

IMG_4862.jpg
 松川河川敷で白馬岳をバックに

IMG_4868.jpg
 中綱湖はまだ2/3が凍っていた


南下すると雲が厚くなってきた。寒くはないが予報ではこの後雨になるようだ。安曇野に来たら必ず寄る「北アルプス牧場」。
ここのソフトクリームは必ず食べる。寒さに凍えていてもだ。旨いのだからしょうがない。ざらつきのないなめらかそのものの舌触り、深いコク、爽やかなのどごし。他のソフトクリームとは違う、是非食していただきたい逸品なのだ。

IMG_4871.jpg
 とにかく一度食べてみてくれ

遅めの昼食を食べていたら、市内のフォロワーさんから「たくさん作った野沢菜漬けが酸っぱくなる前に食べませんか」という嬉しい連絡が来た。年末に作りたての野沢菜漬けとオヤジ特製のベーコン、サラミと物々交換したやつだ。塩でなく醤油で漬けた旨いやつ。ありがたくちょうだいした。

IMG_4877.jpg
 「旨い!」 このぐらいが一食分 夫婦でぺろりと食べてしまう信州人

信州ではフキノトウを味わい、酸っぱくなってきた野沢菜漬けを食し、貯蔵していたリンゴが無くなると春が来る。そろそろ春が来ると実感していたら、隣のりんご農家から「これ最後のやつね」とたくさんのリンゴをもらった。「秋にはまた収穫の手伝いヨロシク!」としっかり労働との等価交換を約束させられた

IMG_4874.jpg
少しぼけてきているがまだまだ旨い信州リンゴ



夜にフライロッドとリールのメンテナンスをした。ロッドはバンブーを使っているので、オイルで拭き上げ、曲がりが無いかチェックする。リールは回転がスムーズであることを確認し、オイルを入れる。毎年この時期にはラインを引き出しシリコンを塗布、春の渓流に思いをはせるのだが、結局行かないで終わる

なぜかって、単純明快「老眼」になったからだ。

練習し、技を磨かないとラインを飛ばすことすら出来ない、しかももっとも釣れない釣りと言われるフライフィッシング。維持に手がかかるバンブーロッド(竹竿)、繊細な毛針、精緻なバランスのリール。バイクも言うことを聞かない、しかも調整が面倒なキャブレターを好む

自分でもあきれるほど「面倒で手がかかること」が好きなオヤジなのである

IMG_4876.jpg
 「機能美」だろう

トラディショナルなスウェルバットのバンブーロッドにモダンでメカニカルなATHのリールを合わせるがオヤジのお気に入りだ。
フライフィッシングの針は小さな毛針だ。昔は自分で作ったが老眼では上手く作れなくなってきた。ましてや針と細い糸を結ぶことを夕暮れの川でやるのはかなり難しい。結果「アームチェア・フィッシャーマン」と化すのである。

釣りに行ってないのでオヤジの燻製レパートリーにここ数年イワナの燻製がラインナップされていない。イワナに限らず渓流魚の燻製は繊細で、肉とは違う奥深い旨さがある。今年はお気に入りのバンブーロッドを手に、川へ行ってみようかと思う宵であった

  歩けば蕗のとう  種田山頭火


徒然に オヤジの覚悟

  雨だれの音も年とつた  種田山頭火

今年の冬は暖かい。暖冬というわけではなく雪はそれなりに降った。
二十数年ぶりに絵を描き始めたオヤジは、リハビリにはちょうど良いA5サイズの小さな絵から描き始めた。

IMG_4619.jpg
散歩の途中に採ったカラスウリ

IMG_4628.jpg
「額装」すれば結構見栄えがするものだ

だんだん描き慣れてきたので絵のサイズも大きくなってきた。

IMG_4588.jpg
タッチと紙を替えて描いてみた

残りの人生を考えると、今更油絵や水彩画の復活に手を染める時間的余裕がないオヤジは「鉛筆細密画」を極めることにしたのだ。人物、静物、風景をバランスよく描きながら「これが自分の絵」というものを探してゆくのだ

そう、オヤジはこの2月についに「還暦」を迎えてしまったのだ。格好つけた1枚を記念に撮っておいた。これからは毎年誕生日に葬式用の写真を自撮りしようと密かに思うのだ

IMG_4540.jpg




暖かい日が続くので2月なのにもう雪が溶け始め下の枯れ草が顔を出してきた。

IMG_4575.jpg

IMG_4572.jpg

この枯れ草が複雑に絡み合う光景になぜか惹かれる。彼らは春を待っているのではない。すでに自らを放棄した草の骸なのだ。しかし身を捨てて成した種や眠る根は、次の春には芽吹き、この骸を糧に新しい息吹を放つのだ。画力が伴わないが、リアリズムを求め修行中のオヤジには、願ってもないモチーフなのだ

ヤフーオークションで落札したイーゼルが届いた。物の価値を知らない古道具屋のおかげで税込み定価46,980円のホルベイン製高級イーゼルがなんと5,000円で落札できた。

さっそく撮ってきた写真をモノクロに変調し描き始める。

IMG_4637.jpg
お気に入りの音楽を聴きながら描いている

「素描」ではなく「リアリズム」の技法を駆使ながら描き込んでゆく。モノクロ写真と見紛うような絵が描きたいのだ。

IMG_4686.jpg

鉛筆は三菱鉛筆のUni とHi-Uniを使っている。ドイツ製も試したがオヤジには国産の鉛筆の滑りがあっているようだ。ちなみにHi-Uniには22種の硬度ラインナップがある。グレースケールを作って絵を描いているがとうてい使いこなせるモノではない。実はコレクターとしての満足の為に大人買いしただけなのだ

IMG_4618.jpg





正月から作っていたサラミが食べ頃になってきた。例年は秋口に仕込み、正月に食べられるようにしているが、今年の出来の良さについ気をよくし、真冬に作ることに挑戦した。サラミも生ハムも風に晒し数ヶ月間乾燥させ熟成を待つので、この時期信州の冬では寒すぎて、外では風乾できない。そこで使っていない部屋に吊して熟成させてみたところ、気温が安定し、湿度も低かったので短期間で良い感じの熟成が進んだ。6本作ったので春まで旨いサラミを味わう楽しみが続くのだ

IMG_4675.jpg
薄くスライスし、室温に馴らすとじわりと旨い脂がにじんでくる

IMG_4678.jpg
ピザトーストを作ってみた

  あれこれ食べるものはあって風の一日  種田山頭火




草の骸を描き続けてすでに1週間が経つ。なかなか完成が見えてこないが、そこがまた楽しいのである。雪が溶け始め再凍結した際に出来る小さな氷の粒を一つ一つ描いてゆく。数百個あるのだから簡単なことではない。素描であれば鉛筆の濃淡と消しゴムのあたりで表現するが、リアリズムに拘るオヤジは一つ一つ描いている。老眼の目がかすみ、肩が固まり、腕も指もこわばってくる。でも楽しいのだから仕方がない

IMG_4682.jpg

IMG_4684.jpg




オヤジは以前から還暦を迎えたらやろうと心に決めていたことがある。「献体登録」である。

家族とは話し合いをし、了解は取っている。いざ還暦を迎え、信州大学医学部の献体受付に申し込みをするとやはり身が引き締まる。実際に登録されるまでには1年近くかかるようだが「この一年間、ご家族ともう一度よく話し合ってください」と語る電話の向こうの女性の言葉が心に重く残った。

   「死して我が身体は一塊の肉となり 明日の学びの糧と為す
                     そして我が魂は 悠々と 悠々と」


IMG_4522.jpg
プロフィール

cjjfish

Author:cjjfish
信州からオートバイ乗りのオヤジがツーリング、燻製作り、家庭菜園のことなどを種田山頭火の句と織り交ぜ書き連ねます

  山あれば山を観る
 雨の日には雨を聴く
    春夏秋冬
  あしたもよろし
  ゆうべもよろし
すなおに咲いて白い花なり

   種田山頭火

Twitter つー坊 @cjjfish

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。