三好礼子さんに会いに行ったときの動画観る?

先日「三好礼子さん」に会いに行ったときの動画が「ペレファ農場さんのフェイスブック」にアップされていましたのでリンクさせてもらおう。

インタビューされてオヤジはちょっと照れてしまった。エンストは動揺したからじゃなくてエンジンが冷えていたからだ。本当だからね。

しかしいい音(実は爆音)しているじゃないか。自分のバイクの音をこうやって聞いたのは初めてだな

今日いらした長野県のハーレーさん♪

Posted by ペレファ農場(ペースケ&レースケのファーム) on 2015年3月28日


間違ってアップしちゃった。こっちがエンジン音です♪

Posted by ペレファ農場(ペースケ&レースケのファーム) on 2015年3月28日
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30年の時を経て、最後の1ページを差し込んだ

    空へ 若竹のなやみなし 山頭火

二十代の頃、東急田園都市線の溝ノ口に住んでいた。そこから246号を使い勤め先の渋谷までバイクで何分で行けるか。毎日そんなアブナイことをやっていた。ちなみに深夜2時、当時乗っていた壊れそうな音を立てるカワサキで17分という記録を作った。もちろん信号は守ったが、スピード規制は守らなかった。

その頃バイク乗り達が大好きだったのが片岡義男氏の角川文庫、赤い背表紙の本だ。片岡義男氏の妙にクールな文体、大谷勲氏の気温まで写し取った写真、そして大きなバイクに乗った白いTシャツの華奢な女性 三好礼子さん

    「幸せは白いTシャツ」

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青春の一時期にバイクに乗っている自分を映像として風景に重ね合わせる楽しみを教えてくれた小説だった。そして彼女にツーリング先で出会いたいと叶わぬ夢を見たものだ。

出会ってから30年、この本はずっと書棚から消えることなく私と一緒に人生を歩いてきた。そして

  いつか三好礼子さんと一緒に笑っている自分の写真をはさみ、最後の1ページにしたいと思った。

そんな思いを30年間忘れずにいた。何年もかかって心の片隅に貯まってしまった「澱」。そう、こんな思いを「澱」だって言う人もいるだろう。でもね、旨いワインには「澱」はつきものだ。その澱を濁らせずにそっと光の下に戻してやると「青春の残り香」ってヤツに触れられる。

そして今日、最後の1ページに30年という時を経て、想いのこもった写真を差し込むことが出来たのだ。

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きっと春が来たんだろうと思える日に マドンナに会いにゆく

  晴れて風ふく春がやってきた風で  山頭火

2週間ぶりに火を入れたがエンジンがぐずり気味、まだ朝は寒いのでキャブの調子がいまいちだ。でもキャブのこの面倒を見るから自分のマシンに愛着が湧くのだ。

雲も取れ青空が広がってくる。国道19号を南下する。1500回転でちょうど60Km/h。このぐらいが春の空気をかき分けるにはじつに気持ち良いのだ。

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緩やかなワインディングが続く19号を走り、大岡村(今は長野市大岡)へ向かう。前回は小川村からアルプスを眺めたが、今日は大岡からだ。北アルプス展望広場からの絶景。残念だがバイクはここまで入れてもらえない。

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そして駐車場の赤ガエル君、ナンバーに注目していただきたい。

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大岡から、姨捨、本城村を経由し四賀村へ、本日の目的地三好礼子さんの「ペレファ・カフェ」を目指す。http://www.fairytale.jp/event/index.html

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昼少し過ぎに到着したが残念なことに礼子さんは不在。でも間もなく帰ってくるとのこと。昼食とチーズケーキをいただき待つことに。ちなみにこのカレー、オーガニックで旨かったですよ。チーズケーキは山羊の乳じゃなさそう。聞くに忘れたな。

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そして礼子さんご帰宅。30年恋い焦がれた方にやっと会えました。30年大切に保管していた片岡義男作文庫本「幸せは白いTシャツ」にサインをしてもらい、記念撮影。初対面の印象はズバリ「豪放磊落」「天衣無縫」平塚雷鳥の「原始、女性は太陽だった」を彷彿とさせる方だ。素敵です。詳しくは別のブログで

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旦那さんと一緒に見送ってくれました。動画を撮ってくれたけど、どこにアップされるか(フェイスブックでした。別ブログでアップしましたよ)聞きそびれた。実はかなり興奮していたんです。落ち着きのないオヤジでした。

ペレファ・カフェをあとに松本の小松パンへ名物の牛乳パンを買いに向かいます。松本市内は一方通行が多く、カーナビを潔しとしないオヤジは地図を頼りに迷い続けている・・のだ。
らちがあかないのでバイクを路肩に停め、地元民らしき方に小松パンの場所を聞く。答えは「そこですよ」あらら、すぐそこじゃないか。

俺「いや〜、長野から来たんですが迷っちゃって。済みません牛乳パン下さい」
おばちゃん「今売り切れました。土曜日は予約してもらわないとすぐ売り切れちゃいます(あんた素人だね)」
俺「あら〜」

あきらめて帰ろうとしたら直前に最後の牛乳パンを買ったお客さんが「1個お譲りしましょうか」と神にも等しいお声がけ
俺「えっ、いいんですかぁ」
お客様(神)「東京から予約して来たんですけど、思ったより大きっかったので良いですよ」って袋に5個も入っているじゃねぇか。
ありがたいことに1個譲ってもらえたオッサンは何度もお礼を言ったのでした。お店のおばちゃんも「良かったねぇ」だって。

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昨日までの寒さと違い、結構暑い!サイドバッグに大切に入れた牛乳パン、クリームが溶けないように大急ぎで帰宅したのですよ。

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この分厚いクリーム、オッサンと奥さんは口の周りと指をクリームだらけにして美味しくいただいたのであります。

勢国堂の牛乳パンを食べながら 牛乳パンのパッケージの謎を考える

山頭火の句にパンを詠んだ句は無い。たぶん嫌いだったのだろう。従って呟きようがないのだ。ちなみに牛乳も調べたが見つからなかった。

さて本題。「牛乳パン」って長野県周辺のごく狭いエリアの食いモノなのだと知っているだろうか。

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以前「牛乳パン」って全国区だと思っていたら北海道の友人は知らないと言っている。東京で暮らしていた時も、お目にかかった記憶がない。大手製パン会社製品に「牛乳パン」というモノがあったが信州人にしてみれば似て非なるモノである。まして最近セブン・イレブンで見かけるモノなどは「違〜う!」と言い切ってしまいたい。

  私的牛乳パンの定義
     ・町のパン屋が自家で作りで売っている
     ・生地の表裏は焼き色が付き、若干の塩味が付いている
     ・長方形のブロック状に切り出す
     ・水平に二つ割りし、白くて甘いクリームをたっぷり塗る
     ・乳白色でふにゃふにゃのビニール袋に入っている
     ・袋の表面には手書きのレトロなイラストが描いてある
     ・密封はセロテープでする


この牛乳パンには大きな謎があるのをご存じだろうか。レトロで昭和の香りが漂うビニール袋のイラストのことである。

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この微妙な違い、おわかりいただけるだろうか。半ズボン(昭和の頃は半ズボンと呼んでいた)をはいた少年と少女の顔、牛の顔なのだが、長野県、新潟県、どうも静岡県でもこの袋が使われているようなのだ。しかし似ているが同じではない、微妙に絵が違うのである。そしてパン屋の名前があったり無かったり・・。
これはどこかのパン屋のモノが元祖で、他のパン屋が手書きで写し、製袋屋さんに印刷をお願いしたのか・・普通そう考える。市販品を買ってくるなら解るが、わざわざ他のパン屋のまねをするだろうか。

有能な製袋屋の営業マンが店ごとに「こんなの、どうでっしゃろう」と手書きで売り込んだのか。謎は深まるばかりである。
いつか調べてみたいところだが、年金暮らしの爺ぃさんになってからの楽しみに取っておこう。その頃にこの牛乳パンが絶滅していないことを願うばかりである。

蛇足ながら小学校の給食はコッペパンだったが、ごくまれに牛乳パンが出たときの我々ガキどものテンションアップは半端ないモノがあったな(遠い目)

意外と牛乳パンに関して書かれたブログは多い。どれも徹底的に足で探し出した素晴らしいブログなので興味のある方は是非検索してみて欲しい。

春陽に誘われ、今年の「初お散歩ツーリング」に出かけた

     遠山の雪ひかるどこまで行く  山頭火

信州、それも北側に位置する北信では11月末になれば雪が降り始め、3月いっぱいは降雪の心配をしなければいけない。この時期バイク乗りは涙をこらえ愛機を冬眠させるのだ。

冬でも道に雪が無く、そこそこ暖かい日はある。しかしカーブを曲がると圧雪された根雪がスタッドレスタイヤに磨き上げられピッカピカに光って横たわっていたり、冬の間撒き続けられた融雪剤「塩化カルシュウム」がその濃度を増し、雪解け水と混じり合い濃厚な液体となって道に漂っているのである。そんな水を浴びれば愛機の金属部品は真っ赤に錆付いてしまう。それらのトラップに愛機を踏み入れることは自爆を意味する。しょうがないので信州のバイク乗りは春までじっと我慢をするのだ。

それでもこの時期になれば暖かな春の陽射しを感じられる。しばらく雪が降ってなければ塩カルを撒いた心配もない。山の峠はまだ雪がある心配はあるが、やはりバイク乗りの気持ちは落ち着かなくなる。
先週冬眠から起こしたばかりの愛機の車検が、昨日終わってきた。しかも今日は最高気温15度の予報「ちょっとそこまで走るか」となるのは当然なのである。

陽射しは暖かだが風はまだ冷たい。初ツーリングの目的地は「雪を纏った北アルプスが壮大に見えるところ」と決めた。まあ目論見としては小川村天文台の前庭駐車場なんだけどね。

途中「道の駅おがわ」で定番の「おやき」を購入。寒さでかじかんだ指先を熱々のおやきで暖める。しかしこの田舎の地も食「野沢菜のおやき」は何でこんなに旨いんだろう

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目的地の小川村天文台の駐車場は雪かきをしてなく全面雪野原!しかも除雪した雪の捨て場になってる。あきらめて脇の村道へ入る。そこで撮した北アルプスの山並みを御覧あれ。

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たぶんここより先は道に圧雪、塩カル濃度が高い雪解け水があふれていそうなので今日はここまで。来た道を素直に帰るのが経験に裏付けられた危険探知能力!大人の選択なのだよ。

途中のりんご畑から小川村の里山風景を。眼下の牧場からノンビリとした牛の鳴き声が静かな山村に響いている。ここ信州の本格的なツーリングシーズンまであと一ヶ月だ。

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     けふのよろこびは山また山の芽ぶく色 山頭火

朝食に、ベーコンを熱く語る

     しみじみと食べる 飯ばかりの飯である   山頭火

山頭火には申し訳ないが、今朝の朝食は「自家製ベーコン&ターン・オーバー半熟目玉焼き オン・ザ・ライス卵かけご飯」である。
この長ったらしい名前の朝食は、目玉焼きの卵かけご飯を少し誇張させてもらっている。

なぜ誇張するかというと、このベーコンは「私が半月かけて作った無添加自家製の逸品」だからである。自分で作ったモノを「逸品」などと言うとおこがましいのだが「実に旨い」のだからしょうがない。

豚肉だがスーパーの棚で安穏とした眠りに就いているパック品は買わない。昔からやっている街の精肉店でオヤジと世間話をしながら、2日前に屠畜したばかりの信州特産無菌豚「SPF豚のバラ肉」をブロックで購入する。「新鮮さ!」ココが重要なのであり、私はココにこだわるのである。詳しい燻製工程はまた別の機会にブログ・アップしようと思っている。

市販のスライスされてパックに入ったベーコンは「1Kgの肉が仕上がると1Kgより重くなっているベーコン」だとご存じだろうか。塩漬けして乾燥し、燻製するのだから重量は減るのが物理的に正しい成り行きだ。
量産ベーコンは調味水(これが燻製の臭いがするんだから始末に悪い)を数百本の注射針が付いた注入マシンで肉に注射するのである。調味水には防腐剤、発色剤と合わせて凝着剤が入っている。こいつが重量増加の元になる。それから加熱殺菌し、表面に色づけして終了。アレ、燻製してないの?そう燻製してないのだ。早くて手間がかからず腐らない。しかもありがたいことに量が増える。そんなモノ喰いたくないので自分で作るしかない。

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ベーコンは鉄のフライパンで焼く。油はひかない。強火で十分フライパンを熱したら中火にしてベーコンを入れる。ベーコンはブロックからの切り出しなので厚さは自分で決めて良い。だから厚目だが一番旨く思える厚さなのである。
じっくりと焼いていくと豚本来の上品で金色にはじける脂がたっぷり出てくる。自分からあふれ出た脂の中で、ベーコンは旨そうな焦げ目を纏うのである。そしておもむろに炊きたての飯の上へ移っていただく。しかる後にフライパンにたっぷり残った黄金の脂に静かに卵を割り入れる。上空から勢いよく落としてはいけない「そっと置くように」が肝心だ。

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すでに腹が空いて、食欲魔人と化したオヤジは綺麗な目玉焼きを望まず、時間短縮のためターンオーバーさせた目玉焼きを作るのである。半熟手前、しかし熱が入った黄身が、卵かけご飯にはマストアイテムであることは周知の事実である。頃合いを見計らって目玉焼きをオン・ザ・ライス!

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後はこだわりの醤油をかけ十分にご飯と混ぜ込んだら、どんぶりの縁に唇を付け、箸でワシワシとかき込むだけである。ベーコンの脂と、熱が加わった黄身のコクで飯は、日本人で良かったと改めて実感させる逸品になる。
脇役の活躍に気を取られ、飯の上に鎮座している主役のベーコンを忘れてはいけない。箸で持ち上げ一口前歯でかみ切り、口の中で飯と一緒にさらに咀嚼する。

 この瞬間、神に感謝せざるをえない朝のヒトトキが私に訪れるのである

スタインベックの「朝めし」に出会い 「燻製作り」を趣味とする

   空腹かかへて 落葉ふんでゆく  山頭火

私が燻製作りを趣味としてもう20年近く経つが、なぜ燻製に興味を持ったのかというと、スタインベックの「朝めし」を読んだからである。
開高健が、何の文章だったか「この世で一番旨そうな朝飯を書いた小説」と絶賛したスタインベックの「朝めし」わずか3ページの短編だが食いしん坊にとって「珠玉」と呼ぶにふさわしい短編なのである。

青年がアメリカ南部の朝の風景を語っている。朝日が昇り、凛と冷えた空気の描き方が素晴らしい!目に浮かぶようだ。
そして貧しい綿摘みの季節労働者家族のテントに立ち寄る。ちょうど彼らは朝食の準備をしている。ベーコンと焼きたてのパン、そして熱い珈琲だけの朝めし。

朝のすがすがしい空気に満ちる焼けたパンとベーコン、そして珈琲の臭いがリアルな文章でかき込まれている。

家長である男が「朝飯がまだなら食ってゆくかね」と誘ってくれる。青年はそこでその質素な朝食をごちそうになるのである。

自らの脂の中で身をよじり、焦げる、焼き上がったベーコン、そしてその油をたっぷりとパンにかけ、男達はむさぼるのである。
彼らはベーコンとパンを口いっぱいにほおばり、何度もかみ砕いてのどの奥へと送り込む。この描写を読んでもまだ朝食を抜く若者がいるとしたら、尿酸値が若干高めのオジサンは日本の将来に大きな不安を抱くのである。

 「ベーコンの焼ける臭いが沸き立つ文章に、おなかを鳴すことは恥ずかしいことではない」

焼きたてのパンをベーコンの脂で食べたい!「旨い脂をしたたらせる、健全なベーコン」を食べるなら自分で作るしかないだろう。食いしん坊は単純にそう思ったのである

燻製を私の趣味にさせた経緯はこんな簡単なことなのである。しかし人生に大きく関わる小説に出会うと言うことは、十分に感動して良いことなのである。

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        「自家製ベーコンが纏う黄金の脂じゃ」

このブログを読んで「スタインベックの朝飯を読みたい」と思った方は、こちらに原文と対訳を載せたブログがあります。素晴らしい対訳で、おなかがすき、爽やかな気持ちになれますので是非!
         http://haruuo3.blogspot.jp
プロフィール

cjjfish

Author:cjjfish
信州からオートバイ乗りのオヤジがツーリング、燻製作り、家庭菜園のことなどを種田山頭火の句と織り交ぜ書き連ねます

  山あれば山を観る
 雨の日には雨を聴く
    春夏秋冬
  あしたもよろし
  ゆうべもよろし
すなおに咲いて白い花なり

   種田山頭火

Twitter つー坊 @cjjfish

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