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春の海を観てきた


 春の海 終日(ひねもす)のたり のたりかな  与謝蕪村

今日は山頭火ではなく蕪村の有名な一句を。
信州から新潟の海へ出るには豪雪地妙高高原を超えなければいけない。当然道には融雪のため大量の塩カルが巻かれている。従ってバイクで県境を越えるには春になり雪が溶け、雨で塩カルが流された頃を見計らってからになる。

まずはいつもの柏原の田んぼから黒姫山と妙高に挨拶する。田んぼの雪はすっかり消え、もうじき田起こしの季節だ

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県境は思っていたより温かく、雪もなかった。県境関川にかかる橋から妙高山を望む

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上越の海は、生まれて初めてみた海だ。小学校一年生の夏、汽車に乗って父親が勤めていた会社の海の家へ家族で出かけた。県境の山越えの為に列車には蒸気機関車が連結され、トンネルに入るたびに煙が車内に入らないように窓を閉めた。

いつしか山は見えなくなり、いくつかのトンネルを抜け、そして突然車窓から真っ青な海が見えた。その時に見た海の青さは今も忘れられない。強烈な印象で脳に描き込まれた青だ。今までいろいろな海を見てきたが、この時の青さを凌ぐ海は見ていない

能生の手前、海岸まで降りられる堤防にバイクを停め一休み。ここでガードレールに邪魔されない写真を撮るのがお約束だ。

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暫く海を眺めて居たら、眠気と食い気が襲ってきた。海岸に降りて潮の香りを胸一杯に吸い込む

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昼食は能生の道の駅で海鮮丼を食べた。地魚丼という白身魚ばかりの海鮮丼だ。この辺りで白身の地魚はソイ、メバル、スズキあたりか。残念なことに使われている魚の名前を聞きそびれた。しっかりした歯ごたえと、それぞれ深い味わいを持った旨い刺身だった。

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Twitterを眺めていると、地元のフォロワー君が近くを疾走って居ることがわかった。一度会いたいと思っていた青年だ。
食事を終え、先ほどの海岸へ戻り、その場所をツィートすると程なく彼は現れた。1200ccのスポーツスターを購入したばかりの彼は、やはり新調した仕立てが良い、美しい革のジャンパーを纏っていた。スウェットパーカーにダウンベストといういでたちのオヤジは、足の長さの違いに「大和民族体型保存会」の会員として、人類の種としての進化を強く感じたのだった。

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寒くなる前には戻りたいので早々に海を後にした。途中野尻湖に寄ったが、もう除雪で積み上げられた雪はなかった。

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今シーズンはどこでどんな出会いがあるのだろうか。免許の書き換えを終え、また三年間はブルーになったオヤジは、「バイク乗りなんだからゴールドなんぞ欲しくない!」と放言を繰り返すも、「次回こそゴールド免許になろう」と固く決意するのだった


 新国道 まつすぐに 春の風  種田山頭火


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バイク小説を読む

初めてこちらにもお邪魔します。片岡義男の小説を読んでいるようで、その場所を訪れたくなりました。
有難う御座います。

Re: バイク小説を読む

ハヤテライダーさんありがとうございます。最高の褒め言葉ですよ。
片岡義男はまさに青春そのものでした。小説を読み、バイクに乗ってそのシュチュエーションに憧れていました。昨年やっと三好礼子さんに会ってきたんですよ。彼女は今、四賀村に居住していて、ナイスなおばさんになっていました。このブログにもアップしてありますのでお時間があれば是非
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cjjfish

Author:cjjfish
信州からオートバイ乗りのオヤジがツーリング、燻製作り、家庭菜園のことなどを種田山頭火の句と織り交ぜ書き連ねます

  山あれば山を観る
 雨の日には雨を聴く
    春夏秋冬
  あしたもよろし
  ゆうべもよろし
すなおに咲いて白い花なり

   種田山頭火

Twitter つー坊 @cjjfish

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